当院では歯科の専門的な
診断・治療を行っています
マイクロスコープ(手術用顕微鏡)などさまざまな歯科専用の治療機器を使用して歯周病治療や歯の保存治療を行なっており、
歯科を通して、動物の健康を守っていきます。
歯は、動物と暮らしている飼い主様にとって最も悩みを持つ身近な部分だと思います。統計的にも、歯科分野は動物病院に来院する理由の上位となっています。しかしながら、人医療においては歯科分野が歯科として、資格が独立していることで分かるとおり非常に特殊な分野です。歯科治療は、治療に用いる器材や知識が特殊であり頭を悩ませることも少なくありません。
動物においては、歯の治療としては、歯石除去と悪くなった歯の抜歯が主な治療でした。獣医学が進歩した現在、抜歯せずに歯を治療し温存する技術も進んできています。当院では、動物の状態に合わせた歯周病の治療と歯を温存する歯内治療などを行なっています。
さまざまな歯の疾患に対応するために、技術を研鑽するのみならず、歯科用のレントゲンを始めとする歯科ユニットやエンドモーターなどの歯科専用の治療機器を取り揃えました。また、眼科で培った顕微鏡手術の技術を生かすべく、当院では、人の歯科においても導入率が10%程度とされているマイクロスコープをすべての歯科治療に用いております。
主な診療内容
動物の歯に関する病気のことであれば病名問わず診断・対応いたします。
その中でも当院での代表的な歯の治療についてご紹介します。
若年でも動物の多くが罹患しています。
歯周病治療
人において、歯周病は80%以上の方が罹っているとされる身近な病気です。犬においても2歳までで80%、猫で70%が何らかの形で歯周病に罹患しているといわれます。また、人と同じように、歯周病はさまざまな疾患に悪影響を与えることがわかっています。口腔内の衛生環境を整えることは、動物を健康な状態で長生きさせることに繋がります。
こんな症状が出たら 受診してください |
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当院での治療方法 | 当院では、全身麻酔下にて、歯科用レントゲンをもちいながら、口腔の状態を正確に把握します。その後、歯科用顕微鏡を用いながら、スケーラーなどもを用いて、歯石やプラークを除去します。最後は、ポリッシング、研磨を行います。 |
動物においても、歯を治すことが可能です
根幹治療
動物の場合、歯が割れたり、失っても普通に食事し生活することができると思われています。しかしながら、歯が割れて神経が露出した場合は痛みが出ますし、歯がある方が生活の質を高く保つことが可能です。過去においては、歯が損傷した場合、動物では抜歯が通常でしたが、現在、歯を温存することが可能になってきています。
こんな症状が出たら 受診してください |
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当院での治療方法 | 当院では、破損した歯に対して、顕微鏡下で歯の中観察しながら、専用の機材を使用して露出した神経を取り、洗浄、充填後、レジンなどを用いてい補修を行い、歯を保存いたします。 |
歯科の設備紹介
歯科用レントゲン
歯科ユニットとマグネット式スケーラー
エンドモーターと光照射機
歯科用デジタルカメラ
歯科用マイクロスコープ
歯科処置の様子
※模型を用いたトレーニングです。