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2023年7月1日をもちまして、一般診療から基本的には離脱し、眼科と歯科の専門病院とすることを決意し、始まります。
愛知県に動物の眼科診療施設がなかった15年前、とあるメーカーの方に声をかけていただいたのが、
ストーリーの始まりです。先生、白内障手術に興味ありませんか？と。

今はもう存在しない、蒲郡の動物病院で眼科の実習に参加していた時、簡易的に設置された顕微鏡手術に魅せられた自分は、すっかりその気になり、心臓や脳神経などを中心に勉強していた自分が眼科に傾倒していきました。
そこから、休みのほとんどの眼科のトレーニングに明け暮れました。実際、周囲の先生方も眼科疾患に困っていましたので、
当院にご紹介いただき、症例数も増加し、ますます眼科にのめり込んでいきました。

動物眼科の講師として呼ばれるくらいには成長できたのは、ひとえに患者様と周囲の先生方のおかげと感謝しております。
さらに成長したい。その想いは、日に日に強くなり、当院を拡張した6年前に拡張した部分は眼科病棟として、
さらに動物眼科医療に邁進するつもりではありました。
ただ、その時点ではすでに多くの患者様の様々な治療にあたらせていただいた結果、十分に新病棟を活用することは叶わず、はっきり言って新病棟は、手術室などを除き、物置としてしか利用できなかった日々が続いていました。

獣医師はとして、治療に邁進したい自分しかできない医療をという気持ちは日々募るばかりです。
しかしながら、年齢を重ね、日常生活に追われ、漫然と過ごしておりましたが、コロナ禍が始まり、
この期間に多くの尊敬する先生との繋がりができたことが、僕の心に再び火をつけました。
この続きは、またいずれ描くとして、新規開業の心算で再スタートです。

色々なご意見もいただきましたが、僕は自分の信じる道が、患者様、飼い主様、周囲の先生方、
そして動物病院の未来に繋がると確信しています。
情報発信も含めて、これから頑張って行きますので、またよろしくお願いいたします。